小野小町伝説Ⅳ<雨乞い小町>(雄勝) 

=真澄記=

ある時、近隣俳諧の連歌師がこの村を通ったそうです。 

連歌師は深草少将の芍薬の枯葉を折って、家のみやげにしようと畳紙の間に入れました。 

するとたちまち雨が降ってきて、ひどく濡れてしまった。 


連歌師は「また例の おうむがえしや むらしぐれ」と詠ったそうです。

雄勝の小町塚

今に残る芍薬塚