三崎山

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三崎山は、山形・秋田両県境にまたがり、鳥海山観音森より岩石起伏し、海面に突き出すこと八Kmの崎です。 
先は不動崎(南)・大師崎・観音崎(北)の三っつからなっているので「三崎山」と名づけたれました。 

ここ三崎山は浚坂絶景が連なり、往時は天然の要害でしたので、領主酒井侯は関所を女鹿に据えて守らせました。 
有名な有耶無耶の関があったのもこの三崎山です。 

明治九年、時の県令三島通庸が、酒井街道を開さんして、馬車の便をよくするための改修工事を実施し、大正九年には鉄道が開通、さらには昭和三十八年には国道七号線の舗装工事が実施されました。 

また、景観にも恵まれ、三崎山から眺める庄内砂丘、日本海に浮かぶ孤島「飛島」、男鹿半島、海岸の奇岩怪石が一望させる絶景の地です。 
なお、この地は明治維新いわゆる戊辰の役の戦いの古戦場で、戦死した秋田藩士豊間源之進の墓や、天然タブ林があります。 
また、この付近で日本最古のものと言われる青銅刀が発見されています。

三崎山

三崎山海岸

海に浮かぶ孤島_飛島