材木石物語(佐井)

=真澄記=

佐井の海岸の石は皆卒塔婆の形をしている。この辺りの石は「材木石」と言って長く、5尺・6尺に及ぶ。


これは源九郎判官がこの磯より松前の島(北海道)に渡ろうと、付近の材木をたくさん牛にひかせて橋を作ろうとした。

しかし、牛はことごとく倒れ、牛滝(仏が浦)に落ちていく。やがてその材木もみな石と化してしまったと言う。



真澄:材木岩

材木岩

真澄:仏が浦

仏が浦


真澄:願掛け岩

願掛け岩