赤川の里の由来(風間浦)

=真澄記=

山からいでる川の水がことごとく赤い。

前九年の役で、源頼義公が七里谷の鬼(安倍貞任)を矢で射て兵に切り伏せさせた。

この時切った兵が血の付いた太刀を洗った時から「血川」と言った。

今は赤川と言う。まさにその時の印のごとく赤い。

(一説には血で染まった安倍貞任の服を洗ったともある。)