昔、鶴が子を産んだが、その子供は野火の火に焼かれて死んでしまった。
雌鶴は子を思うあまり野火に入って共に焼け死んでしまった。また、雄鶴も助けようと野火に飛んできて羽を羽ばたき、やがて死んでしまった。
共に死んだ親子鶴の死体から出た油は、大浜の浜辺に流れ出た。
人々は、大浜の名を油川と言うようになった。
油川の浜
羽州街道と松前街道の追分